生きているのではなく生かされている

〜前回の投稿の続き〜

福岡城跡のお堀には
ホットドッグ屋さんがあり
店主の、当時80歳のおじちゃんと
仲良くなり、いろいろ話を
聞かせてもらった。

中でも印象的だった内容

「外見をキレイにしてる人は
たくさんいるけど
人はみんな年老いていく
でもね、ほんとに大切なのは心だよ、
心がキレイな人は
いつまでも美しいんだよ」

この場所でたくさんの人を見てきた
おじちゃんのその言葉に
深く重みを感じた。

自分が消えていなくなりたいと思う時
いつも、誰かが手を差し伸べて
救い出してくれる気がする。

自分はただ生きてるのではなく
生かされているんだと、気付く瞬間。

昔からいつも
自分ではない「誰か」に
ならないといけないと思い込んでいた
自分ではない「誰か」を
自分よりも上に持ってきていた

私は、私にしかなれないのに。
私の気持ちが
何よりも一番上であるのに。


前回の記事の蓮の花と
今回のおじちゃんとの会話に救われて
私の中の意識が変わったと同時に
自分が描く絵の雰囲気が変化し
プライベートでもいろんなことが
変化していった。
暗闇から抜けたような感覚だった。

あの苦しみがあったから
私は自然からのメッセージに
気づくことができたし
自分はこのままでいいんだと
気づくことができた。

大きな変化の前触れは
大きな痛みを伴うものだと
今になって改めて思う、
忘れられない出来事だった。